イリュージョニスト


昨日、イリュージョニストを観に行ってきました。
アカデミー賞のアニメーション部門にノミネートされて
WOWOWで観たとき、面白そう。と思ったアニメーションです。
私の大好きなヴェルヴィル・ランデブーのシルヴァン・ショメ監督の作品でした。



ジャックタチの脚本は、
もの哀しいのだけれど、愛情があふれています。
ちょっと寂しいだけど心が温まるそんな感じかな。

たばこの煙、蒸気機関車の煙、街の煙が、プワプワと
漂います。この映像は、まさに手品みたい。
降り出した雨、霞がかった空気、雲の動き、水に映り込んだ風景、
汽車のガラスに映る顔、朝の光、静かさの中で、生き生きしてます。
水彩の絵のような、微妙なトーンと、線が織り成す素晴らしいアニメーションです。

とても好きな映画です。