BSTBS岸谷五郎主演『夜が終わるとき』は、最高でした。

9月21日の午後、何気なく観た
『夜が終わるとき』(再放送)の岸谷五郎さんと
余貴美子さんは最高でした。


殺人事件があり、その影には
以前つかまえて服役中の犯人の奥さん千枝(余貴美子)と
刑事菅井(岸谷五郎)が隠れてつきあっているという
事実がありました。


最後二人で逃げます。


入り組んだ街に菅井の家があり、
菅井は、もうだめだと覚悟し、
逃亡の為に荷物を取りに帰りました。
そこに千枝がいて、「私も一緒に逃げる」と言って
ゴチャゴチャした路地を、逃げます。
警察追います。逃げます。追います。
その警察の刑事は同僚であり、菅井を慕う後輩です。
もう、切ないです。


「あー危ない!早く逃げて逃げて。」と私は、観ながら
応援します。

どうにか逃げて、二人でタクシーに乗ります。
死んだ奥さんの位牌も持って(←そうだと思います)
菅井は、奥さんに新潟に行って海を見せる言い、
タクシーを降ります。
千枝は、一人タクシーの残され
あーここでお別れかと思ったら
違いました。
千枝は、タクシーを降ります。普段着でボロボロの千枝が
岸谷を追います。ここがいいんですよね。
ボロボロの二人が抱き合い
身を寄せ合って、物陰に隠れます。

千枝が、どこまでも逃げようといい、
家に戻って、パスポートを持ってくると言い出しました。
菅井は、そこに留まり、
千枝は、さっきの家に。
菅井の家は、警察が見張っていて
千枝が追いかけられる。
最後、鉄の網の塀を千枝が昇るんですよ。
手のひらを血だらけにしながら。
(あーこのシーンたまりませんでした。)
叫びながら捕まります。

一方菅井は、なかなか帰ってこない千枝に携帯から電話をします。GPSで場所がわかってしまい
上司が、同僚が、後輩が
苦渋に満ちた顔で彼を追います。
そして、捕まったかに見えたのですが
振りほどき
また逃げます。捕まります。
薬を飲もうとしましたが、阻止されて
完全に捕まります。そして叫びます。
もう、哀しい話なんです。
せめて新潟まで逃亡させてあげたかった。

今まで観たサスペンス劇場の中で
一番見ごたえのあるドラマでした。